介護職は、土日祝日に休暇が取れなかったり、体力的な負担が大きい仕事を担当したりすることがあります。その一方で、経験が少ない人も採用されやすく、働きながら様々なスキルを身に着けることが可能です。特に、高齢化が進んでいる地域で事業を展開する施設の中には、優秀な介護職員を集めるため、全職員の処遇の大幅な改善を行ったり、新卒者や中途採用者の研修方法を見直したりしているところが目立ちます。

介護サービスのニーズは、将来的にますます高まることが見込まれており、待遇の良い勤務先を選ぶことで、定年まで安心して働き続けることが可能です。介護の仕事に魅力を感じながら働きたい人は、利用者やスタッフ同士の関係が良いところや、様々な職種が協力をしながら業務を行っているところを勤務先に決めることが大事です。

介護施設でレクリエーションを行う際、介護職員が業務を行う中でやりがいを見出すことも可能といわれています。それは、手品やイラストというような介護職員ごとの特技が発揮できる機会だからです。収入以外にやりがいも大切にしたい人にとって、理想的な職業として捉えられているのです。

なお、社会福祉法人やNPO法人などが運営する非営利の介護施設の中には、地域密着型のサービスを積極的に取り入れているところが多くあり、生まれ育った地域で介護の仕事に取り組みたい人にとって大きな魅力があります。その他、事業所によって介護サービスに対する考え方が異なるため、就職先を選ぶにあたり時間を掛けて関心がある事業所の見学をしたり、在職中のスタッフと話をしたりすることが大事です。