給与面に対するマイナスイメージの真相

介護士は給与面に期待が持てないというマイナスイメージが浸透していますが、やり方次第で給与アップは十分に狙えます。給与にそれほど期待できないのなら、ぜひスキルアップに注力しましょう。介護士は多くの場合、年に1回ほど昇給の機会が設定されていて、日頃の業務実績やスキルなどが評価されて昇給に結びつきます。常勤だけに限らず、非常勤介護士も昇給の対象になっているケースもあります。非常勤の場合、大幅な給与アップは望めないかもしれませんが、モチベーションアップのためには嬉しい制度です。

常勤で頑張りながら給与アップを目指すには、実務経験を積むことと、上位資格を取得することが大切です。常勤の場合、基本給とは別にさまざまな手当が支給されます。夜勤をしたら夜勤手当、介護の資格を持っている人には資格手当というように、該当者に手当がつくのです。介護施設の取り決め次第ですが、介護職員初任者研修以上の資格を持っていれば資格手当の対象になることが多いようです。資格手当の金額は、資格のランクによって変わることがほとんどです。国家資格である介護福祉士を取得すれば、人材として重宝されるため、手当額は大きなものになります。

他には、先述した夜勤手当も、ひと月あたりのトータル額で試算すると、決して見逃せない金額になります。夜勤一回につき夜勤手当いくらという風に決められていることが多いため、夜勤に入るほど全体的な給与アップが見込めます。このように、頑張りが手当や昇給として形になるのが介護士の魅力ですが、職場によってはきちんと評価されず、まともに手当がつかない場合もあるようです。まともにスタッフを評価せず、頑張りに応じた報酬を与えない職場は、労力とモチベーションを削ぐだけです。介護業界には求人が溢れているため、思い切って転職を検討してみると良いでしょう。